苫小牧日翔病院(地図はこちら)
〒053-0803 苫小牧市矢代町2丁目9-13
多くの人は60歳頃になると記憶力に加えて判断力・適応力などに衰えがみられるようになり、知能の老化が始まります。 記憶力の老化が進行し物忘れが次第に多くなるのもこの時期ですが、この物忘れは加齢に伴う自然なもので、認知症の症状ではありません。 認知症ではない普通の物忘れは、例えば「うっかり約束の時間を忘れてしまう。」「印鑑をどこにしまったか忘れてしまい、探している。」などです。
認知症の症状による物忘れは、約束した「そのこと自体」を忘れたり、印鑑をしまった「そのこと自体」を忘れたりすることです。 近年、超高齢化と認知症の知識の広がりに伴い、当院脳外科にも「物忘れ」を主訴に外来を訪れる患者が急増しています。 そこで、認知症の鑑別診断を行い、今後の治療方針を立てることを目的に認知症専門医による「もの忘れ外来」を開設することとなりました。
問診、診察、血液検査、頭部MRI(早期アルツハイマー診断支援システム、非造影MRI Perfusion)、神経心理学的検査(HDS-R、MMSE等)を行ない、認知症の鑑別診断ならびにそれに基づいた治療を行います。
平成29年2月1日更新
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石崎 |
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医療人たる前に誠の人間たれ。」という精神を持ち、病める人の視点に立ち、
謙虚で、人間性豊かな医師として診察ならび治療を行いたいと思います。
※ 認知症の診断、治療のための入院は受け付けません。
⇒ 神経・精神症状が強く、入院加療が必要な場合は連携先の精神・神経科病院に紹介します。
※ 中核症状に対する投薬、在宅でコントロール可能なBPSDに対する治療は行います。
※ 認知症介護に関する相談を地域連携室で行います。
83歳 女性
Z値 2.12、HDS-R 16点
⇒ 中等度ADと診断
両側帯状回後部ならびに頭頂葉下部の萎縮著明
83歳
中等度~高度AD
VSRAD Z値 3.42、HDS-R 16点
視空間失認著明、BPSD 中等度