私たちの部門は、放射線・磁力・超音波などの作用を利用して撮影や画像検査に関わる業務を行う部門です。
技師が常に心掛けていることは
・特に撮影時の放射線量は、適切に管理された最低限の安全量を照射していますのでご安心ください。
・検査画像はデジタル化され、医療用管理システム(PACS)にて院内各所で速やかに閲覧が可能となり診断や検査時に有効的に利用されています。
・検査は担当医師が直接検査や治療を実施する場合と技師が実施する場合があります。
・業務時間は夜間や休日の緊急検査にも対応するために呼び出し体制を整えております。
・患者様に最善・最適の検査や治療を受けていただくためにスタッフ一同最大限の努力を行いますので安心して検査を受けてください。
スタッフ: 診療放射線技師 13名
看護師 2名
受付 1名
2024/4/4現在
主な認定資格: X線CT認定技師 3名
検診マンモグラフィー撮影認定放射線技師 1名
超音波検査士 1名
血管診療技師 1名
2024/4/4現在
放射線科 科長 神原 篤
装置の特徴
全身を短時間で撮影ができ、様々な角度からの3D画像を作成することが可能です。検査時間は内容により異なりますが、入室時間は約5~10分程度です。また、胸部~腹部検査では約10~15秒程度の呼吸を止めていただきます。主な検査 | |
---|---|
頭部、甲状腺、胸部、腹部 | 腫瘍や臓器の形体などを描出します。 造影剤を使用する場合があります。 |
脊椎、上肢、下肢、股関節など | 関節痛や骨折時に撮影します。 |
脳血管3D-CTA | 造造影剤を使用して動脈瘤や狭窄病変を描出します。 |
冠動脈3D-CTA | 造影剤を使用して狭窄病変やステント治療後の評価をします。 |
大動脈~下肢動脈3D-CTA | 造影剤を使用して狭窄病変や治療後の評価をします。 |
造影剤使用の場合
装置の特徴
1.5テスラという強い磁力と電波を使用し、体内を画像化する検査です。 放射線を使用しないので被ばくの心配はありませんが、金属の持ち込みには特に注意が必要です。 検査時間は検査部位、内容により異なりますが、約20~40分程度です。主な検査 | |
---|---|
頭部 | 脳血管の動脈瘤や狭窄、小さな脳梗塞や脳出血などを早期に発見できます。 |
脊椎、四肢 | ヘルニアでの神経圧迫、靭帯損傷や骨折の状況などが分かります。 |
MRCP (胆管膵管撮影) | 造影剤を使用せずに、胆嚢や胆管、膵管を描出することが可能です。 |
腹部(肝臓、膵臓、腎臓など) | 微小な腫瘍の存在や西城が高感度で分かります |
骨盤膣(前立腺、子宮、卵巣など) | 微小な腫瘍の存在や西城が高感度で分かります |
乳房 | 乳房に出来た腫瘍と正常な乳腺組織とを鑑別できます。 |
造影剤使用の場合
注意事項
装置の特徴
検査寝台を上下左右に移動にさせたり倒したりしながら、目的とする体内の検査を行います。主な検査 | |
---|---|
胃バリウム検査や大腸バリウム検査 | 腫瘍や潰瘍などの発見をします。 |
ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影) | 膵管や胆管の結石発見や癌による狭窄部の描出をします。 |
ミエログラフィー | ヘルニアなどで脊髄への圧迫状態を見るため造影剤を注入して評価をします。 |
チューブ挿入時 | Ⅹ線透視をしながらチューブの位置を確認するために使用します。 |
装置の特徴
動きが速い血管を高速撮影できるX線透視装置です。血管内にカテーテルという細い管(約1~2mm)を挿入し、目的の病巣まで進めて、種々の検査や治療( 血管内手術や塞栓術)を行います。
当院ではPHILIPS社製DSA装置(AlluraXperFD20C)を使用しています。
適宜システムのバージョンアップを行っており低被ばく化・高画質化が更に進み心臓血管治療や脳血管治療などにおいて患者さんのメリットが大きくなりました。
主な検査・治療 | |
---|---|
脳動脈瘤コイル塞栓術 | 大腿部からカテーテルを挿入しコイルと呼ばれる金属で脳動脈瘤を塞ぐ治療を行います。 |
頸動脈ステント留置術 | 頸動脈狭窄に対して大腿部からカテーテルを挿入し拡張術(ステント留置)を行います。 |
冠動脈ステント留置術 | 冠動脈狭窄度に対して前腕や大腿部からカテーテルを挿入し拡張術(ステント留置)を行います。 |
肝動脈化学塞栓療法 | 肝癌に対してカテーテルを近くまで挿入し、抗がん剤注入と塞栓術を同時に施行します。 |
シャントPTA | 透析で使用するシャント血管の狭窄時にバルーンを膨らませて血管を拡張します。 |
CVポート挿入 | 抗抗がん剤を効果的かつ安全に注入するため、胸部皮下にCVポートを埋め込みます。 |
装置の特徴
マンモグラフィーとは乳腺撮影のことです。乳房をプラスチック板で押さえながら圧迫し、薄くのばした状態で撮影を行います。なぜ乳房をはさむのか?
プラスチック板で均等な厚さで圧迫することにより病変を描出しやすくなります。また、被ばく線量も減らすことができます。 圧迫することにより痛みを伴うこともありますが、無理の無い範囲で撮影をさせていただきます。マンモグラフィーと乳腺超音波検査の違いは何か?
マンモグラフィーは早期乳がんに伴う微小石灰化発見に優れていますが、石灰化の無い小さな腫瘤発見には不向きです。 乳腺超音波検査はエコーゼリーを塗って検査をし、痛みを伴うことはありません。超音波検査は微小石灰化の描出には不向きですが、マンモグラフィーで写らないような腫瘤を発見することができ、多方向から繰り返し検査可能です。 2つの検査を併用することによりそれぞれの欠点をカバーし、腫瘤の発見、良性悪性の鑑別に有用となります。装置の特徴
エコー検査は放射線を使用しないので、お子さんや妊婦さんでも安心してお受け戴ける検査です。検査依頼で実施している検査 | |
---|---|
腹部エコー | 脂肪肝、腫瘍の有無、胆石や虫垂炎などの評価ができます。 |
乳腺エコー | 腫瘍やのう胞の発見、評価ができます。マンモグラフィーの不利な点を カバーできます ※ 乳腺エコーは女性技師が担当します。 |
甲状腺エコー | 甲状腺の大きさや腫瘍の発見、評価ができます 同時に頸動脈の変化もチェックします。 |
体表エコー | 皮下腫瘍の大きさや性状を評価します。 |
心エコー | 心筋梗塞・心臓弁膜症・先天性心疾患などの評価ができます。 |
腎動脈エコー | 腎動脈性高血圧の原因となる腎動脈狭窄の評価ができます。 |
シャント血管エコー | 狭窄部の発見やシャント評価ができます。 |
頸動脈エコー | 狭窄病変、動脈硬化の評価ができます。 |
下肢動脈エコー | 下肢の血流低下の原因となる下肢動脈狭窄の評価ができます。 |
下肢静脈エコー | 静脈塞栓の部位や性状などが分かります。 |
装置の特徴
レントゲン写真を撮る装置です。注意事項
装置の特徴
病室や手術室に移動して、胸部や腹部のレントゲン撮影をします。装置の特徴
手術室内で移動可能なコンパクトなX線透視装置です。装置の特徴
腰椎、大腿骨、前腕骨の骨密度測定ができます。装置の特徴
カセッテという板で患者さんのX線情報を受け取り、カセッテ読み取り装置でデジタル処理をして、院内に画像送信します。装置の特徴
院内コンピューターサーバーを使用し、検査画像の取り込みや検索、過去画像の閲覧が瞬時に可能です。